2004年02月17日(火)
――――――ねぇ?プラチナってどんな奴だった?!
何気なく、でもすごく興味のあった問いだったけど。
サフィはとても困ったように、辛そうに口をつぐんだから。
だからもう二度と訊かないって決めた。
「銀色に青い瞳。」
妖精みたいだ、なんて青空の下一人ごちる。
「ほんとに俺とは正反対なんだな〜…。」
きっと『彼』なら自分と違って修行などせずに今すぐにでも王になれるのだろう。 そんなことを考えている修行中の休憩のほんのひと時。
少しだけ優しい微笑が零れているとは誰も、…本人さえも知らずに。
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