独り言
i| p| f
小高い丘の上 時間さえ無視した僕の髪を撫でたのは…きっとあの日の風
瞳を閉じて何かを思い出そうとするけど 何を思い出していいのかさえわからないよ
この風は 野を駆け 山を追越し 海を切り裂いて やがてまたここに戻ってくるのだろうか
「えぇ、きっとそう」
なぁ先生 さよならの方法を教えてよ
なぁ先生 諦めは勇気だと教えてよ
知らなくていい事が沢山あった 見なくていいものが沢山あった
夢にぶら下がってはしゃいでいたら どんどん膨れ上がり ふわふわと宙に浮いた
太陽は遠く 地面はもう見えない
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