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2005年11月14日(月) ■ |
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物部日記・『佐々木女史蒸発十一・一』 |
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十一月一日。
なんだかけだるい。 いや、けだるいというよりマジで体がだるい。大して大きな運動をしていたわけでもないのに、妙に体の疲れが取れない。まあ、そんな日もあるかなあとは思うけれど、毎日八時に起きる生活をしている人間としては原因不明の不調というのはやばい。それなりに規則正しい生活をしているし、体力を削る仕事は今のところないし……。そういえば昔あったなあ。運動不足が激しすぎて起き上がるだけの体力もなくなった事が……。 なんかまたそんな辛さが……。
あー、やばい。まじきちー。 今日は学校休もうかな。いやいや、せっかく真面目に通っているのだからこんなときこそ精神力で乗り切るのだ。 布団から出ようとするが、体が言うことをきかない。というか体があと五分寝かせろと言ってきて、僕の心に言うことを聞かせてきた。
はい、その通りにします。
寝ちゃった。
しばらくすると、上の階から音がする。
足音。 蛇口を捻る音。 水がはねる音。
ドアが開いたり閉まったり……。
下水の音。
ああ、これは方向からして風呂だな。
ヘルレイザーさん、今帰ってきたのかな。……風呂入ってるのか。
壁の薄いアパートって嫌ね。
上から足音がする。
『あーたー、気をつけてね。ここのお湯の蛇口本当に熱いお湯でるから』 『おお』
ヘルレイザーさん既婚者ですかっ?????!!!!!
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