★ひおの部屋にはひおが吐いた言葉たちが散らばっている。 そのとき、そのときの思いを出るだけ。 自分の中から言葉を探して書いたモノ。
ひおが持っている言葉たちは幼すぎて 書きたい思いと言葉になった思いは異なってしまう。 思いを真直ぐ伝えられない、伝えることのできない口の代わりに 紙とペンで文字となる。 あの人に送ることのない言葉たち。 誰にも知られることのない思いたち。
あの人のような言葉たちはひおの中にはないけれど ひおの言葉たちがちゃんとある。
ひおの言葉たちも生きている。 古くなってしまった紙にそのときの思いが詰まっている。 ひおだけが知っている。 ひおだけが思いだせる。
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