少し復活したので、朝からぼちぼち勉強してます。
【発音を良くするために舌を手術!?】
そういえば昨日、夕方のニュースの特集枠で、英語の発音を良くするために舌の裏の筋を切って舌を長くする手術を受ける、韓国の幼児のことを取り上げていました。 もう、びっくりです。 うちの子供たちもビビりながら見てました。 あんなことをして、本当に発音が良くなるのでしょうか。 舌が長くなったところで、ネイティブによる指導と練習を繰り返さなければ、発音は良くならないと思うんですが。
確かに韓国の英語教育事情っていうのは、怖いくらい熱心なところがあるみたいです。 私はなぜか韓国人のクラスメイトと特に仲がよいのですが、私と同じ年頃のお母さんたちはみな、 「日本も韓国も、私たちの時代は“会話ができない英語教育”をされてきた」と言っているのですが、 そのお母さんたちは、子供の英語教育のために、ご主人を韓国に残して母子だけでアメリカに住んでいるという人が結構いるんです。 その人たちの多くは、アメリカ在住の親戚のつてや、ご主人がアメリカに会社を設立するなどして、グリーンカードを取得しています。
私たちの時代の英語教育が片寄っていて使い物にならないと気づいて、今、韓国では国をあげて、さらにそれだけで足りない人はお金を使って、英語力向上に必死です。 日本は……気づいてから行動に起こすまでが遅すぎるのでしょうか? それとも韓国が暴走しすぎ?
ちなみに、うちの子供たちが現在通う都内の公立小学校では、ネイティブによる英語の授業は1年に1時間しかありません。
【発音練習法】
ところで、語学学校時代の私の友人に、恐ろしく発音がいい女の子がいました。 彼女は帰国子女でもなんでもなく、過去の留学経験も1ヵ月間だけ。 私と知り合ったときは、働きながら学校に通うプログラムで留学していました。 ある日、「どうしてそんなに英語じょうずなの〜?」と聞きましたら、 「私、英語オタクなの」。
彼女、すんごい美人だし、仕種もかわいいし、社交的だし、最初は冗談だと思って大笑いしてたんですが、なまじ冗談でもないらしく、家に帰ると部屋に閉じこもって、いつも発音の練習をしているんだそうです。 その練習方法は、TVのすぐ横に自分の顔が映る鏡を置いて、好きな映画のワンシーンのセリフを真似するというもの。 ビデオの中の女優の口の形はもちろん、表情から身ぶりまで、納得いくまで繰り返しやるんだって。 うーん……なるほど納得。
私は、というと、在住2年目あたりからやっと、発音が悪くて通じない、ということはなくなりましたが、うちの子供たちに比べたら雲泥の差です。 でも、しょうがないんですよ。 これはどの先生も言っていることだけど、大人になってからネイティブの発音を身に付けることはまず不可能。英語なんて、訛りがあって当たり前、と言うのです。 それはアメリカ人ですら、出身地によって訛りがあるんですから。
しかし、こんな“ぷーぷーEnglish”な私が、発音に関して気をつけていることが2つあります。
1:抑揚をつけて話すこと。 前置詞や冠詞を少々飛ばしても、単語ひとつひとつの発音よりも、リズム良く話すことを意識した方が通じます。 たとえば「I can 〜」と「I can't 〜」。前者のcanはうんと弱く、逆に後者は I を弱くしてcan'tを強調します。 それを逆にしてしまうと、「へっ(・_・)?」って顔をされてしまいます。
2:口の横運動を意識する。 日本語って、あまり口を動かさない、特に横への動きが少ない言語だと思うんです。 だから授業の前や音読、発音練習の前には口を大きく「あーいーうーあーいーうーあーいーうー」って動かして、顔の体操してます。 これはほんとに効果ありますよ。 アメリカ人のお友達と話してて、なんか今日は舌が回んないな、って時にも、こっそりトイレでやったりしてます(笑)
|