探し回っていたらいつの間にか地元の本屋に入荷していた、『くまとやまねこ』。 立ち読みで臨界突破しそうになって涙目でレジにもって行きました。 生きていくことは時に残酷だなあと思う。時が止まったままの死者を置き去りにして、自分は年をとるし経験もつむ。腹が減れば飯を食うしおかしいことがあれば笑う。笑った後で、どうして笑えるのかと強烈な自責の念に駆られる。あの人はもう居ないのに、普通に生活できてしまうなんて真心が足りないのではないかと。 でもたとえば、自分が死者の側だったとしたら。残された大切な人に、ずっと喪に服していて欲しいと願うだろうか。泣くよりも、笑ったり歌ったり、死んだら出来ないことをして、一生を楽しんでほしいと思いはしないか。もっと楽に息をしていたことを思い出してほしいと、きっと願う。 だからタイトルは『くまとことり』ではなく『くまとやまねこ』なんだと思う。こう言ってしまうと本当に実も蓋もないんだけど、時間は常に生者のために流れる。
そんなことをくどくど書いたあとで何なんだけど、最近飲んだ酒の中では天狗舞が一番旨かったです。一ノ蔵本醸造の超辛口もいけました。 地元に酒屋がなくて、スーパーで買うしかないのがつらいところ。酒売り場は焼酎と吟醸酒ばっかりで純米酒がめちゃくちゃ少ないです。何故。
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