| 2009年11月02日(月) |
生きていてほしかった |
韓国岳で遭難した男の子、低体温症で亡くなったようですが、小学生ならもしかしたらけろっとして出てくるかもしれないと一縷の望みをかけていたので残念で仕方ないです。
ウェブ上で両親の監督不行き届きを強い言葉で責めるのは簡単だけど、そういう人たちは子供作らないほうがいいよとしか言えません。そんな遺伝子残してもしょうがないでしょ。一生部屋から出ないでママのご飯食べてシコってろバカ。
私の両親も登山マニアで、子供の頃から高尾を皮切りに乗鞍や燕岳、御岳あたりのプチ登山に連れて行かれました。 もう登ってる間ものすごくうるさかった。水を飲みすぎるな、道の端に寄るな、一人で行くな、迷ったら動くな。小学校の林間学校で白根山登ったら、先生がまた同じことを言うんですよ。わかってるっつうの。 でも大人になってから散歩のつもりで石割山登り始めちゃったとき、思いだすんですよねー、それを。
この子も、ほんの少しずつでいいから偶然が重なれば、自分の体験を教訓にして子供に教えながら山登りをするお父さんになれたかもしれないのに。子供が死ぬというのは、そういうことだよね。その子の未来、続いたかもしれないさらにその先の未来も喪われる。 雨が降らなければ、霧が出なければ、道から落ちなければ。 見失わなければ、と一番思っているのはきっと両親。
でもねー、小学生男子ってバカなんだよね。 勝手に行くなというのに行く。そこで待ってろと言うのになぜか戻ってこようとしてどっか行く。迷ったら動くなと言ってあるのにどっか行く。行動指針が常に「どっか行く」。 「毎日かあさん」の描写はね、恐ろしいことに誇張ないですよ。
せめてこんな悲しい事故はなくなりますように。 山登りをするすべての家族がこの事故を心に刻みますように。
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