本日、詰め所の石油ストーブが壊れてしまう。 朝までついていた。 仕事にでるため、スイッチを切り、しごとにいく。 帰ってきた後スイッチを入れたら、スイッチは入るのだけど、点火しない。 石油は吸い上げているのだけど、どうも火打石が機能していないらしい。
聞いてみると、十年以上使っている代物らしい。 某ガス馬車御者の家で数年。 その後、詰め所で十年。 暖房器具としては、大往生ではないだろうか。
確かに、温度をダイヤルで設定するヒーターなど、ずいぶん前の型だよね。 長い間、お疲れ様でした。 たぶん、おいらはあなたの後継者を見ることはありません。
動乱の時代を生き、そして、散っていったあなたの雄姿を忘れません。 停電のとき、燃料が石油の癖して、止まってしまったあなた。 温度センサーが日光に妨害され、正確な気温がわからなくなってしまったあなた。 地震計つきなのに、殴ってもけっても燃焼を止めないあなた。危ないです。 今では、博物館入りの代物のあなた。当時としては、実際の時計をタイマーとして利用した最新鋭っぽいつくりのあなた。 でも、その実は、現在は何時何分であることを、事前に設定しないと、タイマーでつく時間を指定できない、ということは、ようは『何時間後に点火』という設定となんらかわりはしないあなた。どっちかといえば、現在時間を入れる分、手間が多いんですが、気づいていらっしゃったでしょうか。
これからは、あなたなしで生きていきます。 寒いけどがんばるので、見ていてくださいね。
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