2002年05月07日(火) 通報の是非

本日、相変わらず早朝ウォーキングを実施。
サッカーが終わってから、とりあえずまたウォーキングに戻したのだ。
ウォーキングのルートには、ゆずの病院の駐車場も含まれる。
ゆずが、アコゴンこすっていないかのチェックの意味合いもある(笑)

今日もそのルートを通っていると、一台のフォレスターを発見。
フォレスターは、スバル製のミニバンに近い車。
その車に違和感を覚え、近づく。左後部座席の窓が開けっ放しになっているのだ。
よく見ると、破片が下に散乱している。
どうやら、車上あらしに遭ったらしい。
ゆずに、病院の駐車場はよくやられるよ、という話を聞いていたので、直ぐに運転席の脇をチェックすると、カーナビがあったらしい痕跡と、ニッパーで斬られた配線が何本か垂れ下がっていた。

とりあえず警備員に通報しようとするが、電話でゆずに止められる。
「どうせ、疑われるのが落ちだからやめておけ」と。
確かに、病院の駐車場にわけのわからん男がいたら、それだけで疑われる可能性は大きい。
ということで、おいらはそのまま放置して帰ることにした。

しかし、くやしいよね。
善意、というか、正義の気持ちで連絡しようとしているのに、通報した人間が疑われるとは。

大分前のなんにゅうで書いたレイプ未遂の話も、まさにこれ。
トラブルに巻き込まれたくなかったら、見ぬふりをしろ。
そんな理不尽なことがあるかい。
でも、これは警察が悪いんじゃない。
会社が、そういう善意の行動で何かしら損害をこうむった人間を保護する事をしないからだ。

交通事故で人がはねられていようが、それを介抱することで会社を遅刻したとしたら、これは注意の対象になる。
今回のレイプ未遂事件にしても、警察に報告すれば、参考人として呼ばれる。
その際に、会社側は何の保証もしてやらない。
駅のホームで暴行を受けていても、殆どの人が見てみぬふりをするのは、巻き込まれるのが嫌だから。
巻き込まれて、損害をこうむるのは自分だから、だろう。
助けてあげることで、怪我して会社に出れなくなって、上司に怒られるのは助けた人間なのだ。

おいらは提案したい。
何か事件があったとき、その事件にいい意味でかかわった人間は警察に証明書を発行してもらい、それを提出したら、会社側はそれなりの保護措置を講じるようなシステムを作ったらどうか。
そうすれば、見てみぬふりもへるだろう。
ひょっとしたら、駅のホームで無残に命を散らせる人も減っていたかもしれない。

一部の正義感をもって行動する人間が1番被害をこうむる世の中は間違っている。
おいらはそう思うのだが・・・。


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彩葉 [MAIL]

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