本日土曜日。 ということは、会社関係の仕事はほとんどなく、飲みに行く人を繁華街に連れて行く仕事がメインとなる。
Aさんと言うお客。 結構乗ってくれる常連さん。しかも、繁華街にのみに行くときしか使わない。まあ、通常車に乗れる人であれば、そういう乗り方をするのは当たり前といえば当たり前。 しかし、あまりガス馬車のことはわかっていない。
昨日、『おじさん』が、Aさんをつれて、繁華街に行った。 Aさんが行きたいというお店は、『おじさん』は知らなかったので、無線で聞いてたどり着いたという。そのとき、Aさんも道順についてはあまり詳しくなかった。そのため黙って乗っていたという。
で、今日。 Aさんが、今日も同じ店に行くという。 おいらもその店には行ったことがなかったので、無線で確認する。 おいらも無線どおりに走り、目的地まで後十数メートルのところまで到達する。 無線の指示通り直進すれば、つくはず。しかし、その位置ではまだお店の看板は見えていなかった。 突然、Aさんが 「あ、この道じゃない。一本北だ」 無線で走っているため、おや?とは思ったが、おいらも正確な場所を知らない以上、お客の言うとおり走らねばならないと思って、いうことを聞く。 ところが、それが悪かった。 一本北の道に行っても、ない。東西に走るが見当たらない。 もう一度無線で聞くと、先ほどの場所でよかったのだという。 おいらは慌てて車を戻し、Aさんが行きたがっていたお店の前につけた。
降りるとき、Aさんはこういう。 「入社五日目のおじちゃんは、一回の無線で行き着いたのに、入社一年半たつあんちゃんが、一回の無線で行き着けないってのは駄目だねえ…」
ちょっとまて。 おいらは、無線どおりに走って、目的地まで後従数メートルのところまできていたのだ。 それを、お客のあんたが別の場所だ、というから、逆らうわけにも行かず、ガス馬車を動かしたのだ。 しかし、その結果間違っていた。んで、元の場所に戻ったのだ。
確かに、無線は『おじさん』より、一回多く使ったよ? でも、誰のせいで使ったと思ってるねん! そういう比較は止めようよ。気分悪くなるしさ!
PS
『おじさん』は、うちのガス馬車会社で17年やっているベテラン。 でも、異動してきたので、あまり近所のことはわからない(メインストリートはわかる)。 そのため、お客に聞くときは「はいったばっかりなんですよ」という風にいうと、お客は「しかたねえな」ってかんじで教えてくれるので、当り障りなく道を聞ける、という話を聞いていたので、入社五日目、ということにしたらしい。 それも、今回のトラブルをよりめんどくさくした理由の一つでもある。 まあ、おいらも「はいってまもないんです」テクは結構使うので、あまり責められないんだけどね(爆)
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