2002年07月31日(水) 鮒男

本日の夜、妙なお客を乗せた。

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某テレビ局の番組で、雷波少年という番組がある。
(おいらは、芸人の人格を踏みにじっているような番組ですきくないけど)
その番組内で、『鮒子』という芸人が日本を自転車で縦断する、という企画があった。
結婚式に飛び入り参加して、料理をご馳走になるだとか、自転車を使って関東一円の安売りで安く材料をそろえて生活するだとか、そういう企画。つまり、自転車を使っていろいろする企画なんだよね。

んで、その企画を真似る人間が当然出てくる。
かつて、猿岩石(いま、彼らはどこへ?)が、世界中を旅した企画があったけど、その企画の影響で、アポなしで外国に出かけていき、すりや置き引きにあうなどの被害にあう一般人が激増したこともあった。

おいらから言わせれば、何を甘いことを言っているんだ、と思ってしまうけども、やはり若い人間は、自分が特別だと思っているのだろう。
自分だけは大丈夫。
自分はそういう目にはあわない。
そういうあまい思い込みで無謀に挑戦する輩は多いようだ。

今回のお客というのも、その、鮒子の企画を真似たものに挑戦しようとしたのだった。
距離的には大したことはないが、その客の家から、群馬の榛名を目指し、ママちゃりで出発したのだという。
ところが、某新幹線が止まる駅でいやになり、引き返している途中でちゃりんこが壊れたのだという。

……。(−−;
いや、何も言うつもりはないんだけどさ……。
帰れなくなって野宿しようが、何者かに襲われようが、おいらの関知するところじゃないけどさ。
なんつーか……もう少し見通しを立てるって事をしないのかな。
最初は近いところからやってみるとか。

しかし、同時に、テレビの影響力はすごいと思った。
テレビで、すごく大変なことを、簡単にやってみせたように放映することで、見ている人間に、実は『それ』は簡単なんじゃないか、と思わせるほどに影響力がある。
いや、テレビ側にその意図はないのかもしれない。
ただ、何十年もかけてがんばってきた内容を、三十分ほどで放映してしまうことで、見ている人間には、三十分がんばってきたという風にしか伝わっていないだけなのかもしれない(それはあほだと思うが)。
テレビの映像さえなければ、内容の困難さや、問題点など、冷静に考えればわかりそうなものなのに。

今の人間の想像力が貧困なのか、テレビが悪いのか。
ちょっと考えさせられる客だった。


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彩葉 [MAIL]

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