BACKINDEXNEXTZIZZI
≫2002年09月22日(日)≫11人の監督のこと

今日9.11をテーマに世界11カ国の監督が
それぞれ撮った11分ちょっとの映画っていうのを見た。
つまり11本の映画を見て、テーマは9.11なの。
国によって全然あの事件の捉え方が違って
それがあたりまえだと思うけどいろいろ考えさせられたよ。
ナオ的に映画として気に入ってるのはイランと
どこの国か忘れたけどアフリカのやつ。
どっちとも子供の視点みたいでなんかこんな事件なのに
ちょっと笑えちゃったりしてだけど実はすっごく現実的で
真剣な話でこの監督さんたちは本気凄いと思う。
今日見ててなんとなく思ったけど
ナオは今年9月11日にNYマンハッタンにいたわけだけど
絶対にグランドゼロには行きたくなかったし
その日をここで過ごすのが無償にイヤで
外に出たくなかった。(結局でて大変な目に逢ったケド)
もちろんテロ事件後のあの場所に行ったらきっと
涙が止まらなくてそんな自分を見たくなかったし
見せたくなかったっていうのもあったけど、
ナオはその日にアメリカにいてアメリカの立場だけで
このことを見たくなかったから。
NYがどこより大好きってことは本当に身にしみてわかったけど
それでもあの日にグランドゼロのあたりに行ったり
大勢集まってるタイムズスクエアでそれにまじったりなんて
絶対できないと思った。
テロ事件で命を落としたのはアメリカ人だけじゃなくて
その報復で亡くなったアフガニスタンの普通の人だっているし
なのにアメリカはそれを正当化ってゆうか必然みたいな目で
見てて(もちろんそうじゃない人も沢山いると思うけど)
よくわからないけど日本人のナオがそれなのにアメリカで
そんな雰囲気でいるのはおかしい。
うーん上手く説明できないけど。
あともっとおかしいのはこれはその場にいなきゃわからないと
思うけど、今年の9月11日は水曜日で平日で
一番中心であるはずのニューヨーカー達は
普通どおりに働いてて、それがカフェやショップや
ホテルや工事現場や様々だけど。
なのに観光客がタイムズスクエアに集まったり
してるのはどうにも変だよー。
もちろんそれがふざけた気持ちじゃないのは
あたりまえだけどでもどうしても複雑な気持ちだった。
ナオはその日なぜかチャイナタウンで迷子になって
やっとのことで42ndまで帰ってこれて
そのままブロードウェイを真っ直ぐホテルに帰ったんだけど
そのホテルのエレベーターでホテルのスタッフの
おばさんと丁度一緒になってね。そのおばさんに
「今日のNYはとても静かだったんじゃない?」と一言。
すっごいドーーンときたよ。
多分今回の旅で一番忘れられない言葉じゃないかな。
だってその日のNYはいつもと同じ音だったから。
きっとおばさんはそういう音だけの「静か」を言ったんじゃ
ないのだと思うけど他の日との違いがナオにはわからなかった。
ナオは9月11日に1年前にNYで起きた事件を
「あんま関係ないし」とは絶対言えないのに
もちろんNYに住んでる人たちの様に考えることもできない。
ただツインタワーがなくなって単純に悲しいとも思えなかった。
こんな事件を起こした人たちもすっごくムカツクし
でもそれに対して報復報復言ってるアメリカもイヤ。
なんか考えまとまらないフラフラ人間なのに
その日の世界の注目な場所にいるのは気持ち悪かった。
ってか全然話まとまってなさすぎー!
もしここまで読んでくれた人がいるなら
ごめんなさい。オチなかったです。
アイヤ、もしこの事件がNYじゃない他の場所で
起きたとしたらこんな風に考えなかったんだろーなと
思ってる自分がすっごくイヤ。
世界をちゃんと広く見たいけど今日は眠いのです。
終わり終わり。ワケわかんない日記になったなぁ。



BACKINDEXNEXTZIZZI

   
Design by shie*DeliEro