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| ≫2007年11月17日(土)≫ |
the giant by antony sher いやー…。なんというか、ルネサンスのイタリアに1年くらいタイムスリップして帰ってきたような気分。念願のこれ、ミケランジェロの彫刻ダビデについての舞台をやっと観ました。土曜のマチネ、観客の90%はオクトジェネリアンな感じでかなりポッシュな雰囲気。劇場は扇形で小さいけど、とても観やすい作りになっていて、凄く気に入ってしまった!£3のプログラムにスクリプトもついてたので、さっさか購入して、いざ開演です。 とにかく、まづ何よりその美術!!オフシアターでこのクオリティーは信じられない。リアルなんだけど、アブストラクト。この調和が素晴らしいったらない!ダビデが創造されていく様子が本当に圧巻。最初はただの四角い石の固まりなのに。その過程を例え舞台とはいえ、いや、舞台だからこそ、生で観れるなんて、感動で息が出来ない!マーブルと、ミケランジェロと、石を削る音と、飛び散る破片。静かで、台詞も何もないそのシーンが、一生続けばいいのに、と思ってしまう。震えた!衣装も素晴らしかった!キャラクターを表現しつつ、時代を表現しつつ。ルネサンスの時代のローブのようなどっしりした物や、タイツと合わせるトップスなんかは、いつか自分でも作ってみたい! ストーリーは、ミケ、ダビンチ、そしてダビデのモデル、ヴィートという青年を中心に、80歳のヴィートが当時を回想して語る、という流れ。割とビンチが出張るので、ナオ個人としては、もっとミケだけに焦点を当てて、彼の才能や苦悩や性格なんかを深く深く掘り下げて見せて欲しかった。いや、充分伝わるんだけど、もっともっと、という欲求がどうしてもね。好きだから。24歳ミケランジェロの偉大なる孤独。芸術を与えられたけど、芸術しかない、彼は一生そのことで葛藤を続けたのだろーな、と想像する。 まだダビデが完成せずに、ミケが悶々と悩んでいた所に、ダビンチが来て、美とは完成などすることがない、未完成だから美しい、とか余計なことをちゃらちゃら言ってて、ああ、あなたはそーですよね、と冷ややかに思ってました。ダビンチの未完成の作品の数々とミケの完璧に創り上げられた彫刻なり壁画なりを、比べることがまず甚だおかしい笑っちゃうよ!多分ナオは、ダビンチとヴィートがミケの思い通りに、ミケにとって良い方向に、行動しないことについて、ミケランジェロ本人よりもずっとイライラしてしまっていたと思う。のめり込みすぎ。 作品が、ダークコメディーというだけあって、笑えるシーンも結構あって、テーマは一見アカデミックにみえるけど、全くそんなことはなく、かなり砕けた感じ。途中で入るBGMや、楽器の演奏、ハミングなんかも、かなり効果的で感動的で、ナオは凄く好きだった。ダビデを制作するに当たっての、小道具もさりげないんだけど素晴らしかった。スモールスケールのモデルや、壁に貼ってあるドローイング。ナオの座席からはきちんと見えなかったけど、終幕後、前まで行って見てみたら、ちゃんとミケのドローイングで、おおお!とそこでもまた感動してしまったよ。 良いもの観れて本当に満足!!まさかイギリスで2度もミケランジェロがテーマの舞台が観れるなんて、しかも絵と彫刻、全く想像もしていなかったなんという偶然!幸運!とにかく一度ちゃんとスクリプトを読んで、きちんと内容を把握したい。ミケ大好き!! |
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