朝夕、保育園と家を行き来するルンバとのサイクリングの時間は、とっても幸せなひとときだ。
ルンバは自転車が大好きで、「ルンバくん、出発するよ〜」と声をかけると「しっぱーつ!」と応じ、風を受けてニコニコしながら乗っている。目に飛び込む風景の一つひとつに反応し、指差しながら「わんわん!」「にゃんにゃん!」「ブーブー!」「あおー!(どうやら信号のことらしい)」と叫ぶ。道行く人、道路を通り過ぎるバスやトラックたちに「バイバーイ!」と手を振る。そうして事あるごとに振り返り、私の顔を見て、なにやら一生懸命おしゃべりしてくれる。
帰り道はもっとゴキゲン。 信号待ちの間に振り返ってニッコリ笑い、ムギューと抱きついてきたり、チューをせがんでみたり。時には自転車が走っている最中に抱きついてくるので、「危ないよ」とたしなめるのだけれど、内心うれしい。
こんな風に楽しく通園できるのも、保育園で楽しい時間を過ごしているからなんだろうな。
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そして今日は、保育園でお誕生日会があったらしい。 9月生まれのルンバは、入園していきなり祝ってもらう側に立つことになった。
遊戯室に全園児が集まり、歌や劇などの出し物でお祝いしてくれたのだそうだ。皆の前に立たされ紹介されたルンバは、大勢の人の前に立つという初めての経験にも物おじせず、皆のことを見渡していたらしい。初めての集会に興奮し、あちこち探検したりと忙しく過ごしていたとのこと。
保育園からは、ルンバの手形と写真を貼付けた可愛いカードをいただいた。お誕生日会でカードを受け取った時、リボンをほどこうとしていたルンバに、先生が「おうちに帰ってからね」と言うと、コクンとうなずいてイタズラをやめたのだそうだ。家では考えられない。帰宅してカードを開いて見せてあげると、とっても嬉しそうに眺めていたルンバだった。
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