わんぱくルンバの冒険日記

2002年09月22日(日) ピーポー

 子どもって、自分が興味を持っているものに対しては、とっても敏感だ。ルンバも例外ではなく、たとえばテレビで人物の後ろのほうにボケボケに電車が映るだけで「でんしゃー!」と大騒ぎ。こんなんでもわかるのか、と驚いてしまう。

 このごろ、サイレンにも敏感だ。救急車、消防車、パトカー。これらのサイレンの音が少しでも耳に入ろうものなら「ピーポーピーポー」。たとえ寝起きでボーッとしている時でも、途端に覚醒して「ピーポーピーポー」。いや、覚醒せずとも、寝ぼけながら言っていることもある。

 かなり遠方のかすかな音でもすぐにわかるので「結構耳がいいんだなあ」と感心していたのだが、最近、どんなに耳を澄ましても何も聞こえないと思える時にも突然「ピーポーピーポー」と言う時が出てきた。

 よく、どう見ても何もいないのに一点を集中して見ていたり、話しかけたりしていることがあり、夫と冗談で「妖精さんと話をしているんだね」なんて言い合っているのだが、あまりにルンバが真剣なので、大人には見えない何かが本当にいるんじゃないかと思ってしまうことがある。

 そんな感じで、大人には聞こえないサイレンの音も、実は子どもには聞こえているのかも知れない。子どもは時に、神秘的だ。


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