ルンバと一緒にお風呂に入った。 お風呂から出ると、ルンバはいつもの通り、バスタオルをマントのように肩にかけたまま、服を着るのイヤ〜、てな感じで走って逃げていった。
相変わらず、ルンバはオムツを履かせようとすると嫌がることが多いのだ。自分で履くようにしむけるのが一番手っ取りばやいので、 「ルンバくーん、見てごらん。ママ、パンツ履くよ。こうやって履くんだよねー」 と呼びかけてみた。
戻ってきて、ジッと見ているルンバ。よいしょと履いてみせ、 「さ、ルンバくんも履こう!」 とさらに呼びかける母。
するとルンバ、私の頭をなでながら「いいこね〜」。 ……。誉められちゃった。
そう、彼はいつも自分がされているのと同じように、私に返してくれたのだった。いやそうなのだけど、なんだかミョーな気分であった。
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