降園する時、クラスメートのYくんが階段のところまで見送りに来てくれた。ルンバとYくんは堅く握手を交わした後、お互いに「ルンバくん、バイバーイ」「Y、バイバーイ」 と言い合って、それは名残惜しそうに別れたのだった。 その話を先生にすると、ルンバはお友だちの名前をよく覚えているのだという。なのになぜ、自分の名前だけは自信を持って「おにご」なのだろう? とにかく、お友だちとの関わり方がずいぶんとコミュニケーションらしくなってきて、成長を感じたのだった。