★悠悠自適な日記☆
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2002年02月28日(木) 卒業

 今日は卒業式でした。大好きな先輩がとうとう旅立たれてしまいます。だからもしかして式では大泣きしちゃうかも!?…と思ってハンカチを手に握り締めて挑んだのですが、全然そんなことありませんでした。あんまりね、卒業してしまうっていう実感がないんですよ。機会を失ってしまえば二度と会うことはなくなってしまうのにそんな気がしないのです。いつか会えるや〜みたいにのんきに思っています。三送会がうちの劇部はまだ先のせいでしょうか…?

 しっかし、今日の卒業式は傑作でした。何がって、PTA会長のお話です。

「受験に合格されたかたも、残念ながら今年受験に失敗したひともいらっしゃるでしょうが、失敗したってどうってことありません。とある大統領が…(略)19○○年の選挙で落選、次の19××年の選挙でまた落選、19●●年の選挙でまたもや落選、しかし○歳の時の選挙でやっと大統領に当選したのです。(略)みなさんも、この大統領のように失敗を重ねることによって最後に大きな…」

いや、まだ後期試験終わってない人がるのに失敗だの落選だの連呼しすぎで思わずあかんやろってツッコミながら笑ってしまいました。卒業生も笑っていました。会長に悪気はないのでしょうが、テーマとしてはだめだめです。

こんな卒業式ではありましたが、やっぱり卒業生が退場する時にはちょっとだけ涙があふれそうになりました。実は私は自分の卒業式ですら泣いたことはないのです。小学校のときも中学校のときも、卒業するのが楽しみで楽しみで仕方なかった奴でした。とっとと過去の自分を切り離したいと思っていました。早く今までの自分を知らない新しい世界に飛び込んで行きたいと思っていました。来年はどうだろう…泣くかもしれないな。っていうか泣きたいです。きっと今度はできると思います。高校が何かと一番しんどいけど、一番好きなことも見付けられたし、良い人にもたくさん巡り合えました。だから今度こそ、切り離すのではなく、たくさんの思い出を背負って卒業できたらいいなと思います。

それまでに受験が終わっていますように…。

愛する先輩達へ。本当に今までありがとう…。


嶋子 |MAILHomePage

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