ダメダメちゃむ日記
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2003年05月18日(日) ちょっとした言葉

ちょっとした言葉に敏感になる。
例えば「オカマ」という言葉が私には許せない。
私はヘテロセクシュアルであって、ホモセクシュアルではない。
けれど、自分が差別されたくないのと同じくらい、他のマイノリティの方を差別したくないし、差別して欲しくない。
「ゲイ」「レズビアン」「トランスジェンダー」「トランスセクシュアル」「インターセックス」そんなカタカナ言葉を説明したところで、他人の頭には入らないだろう。
そして、何と日本語は不自由な言語なのかとため息をつきたくなる。
けれど、たった一つの蔑視や嘲笑を込めて使われている言葉に、自分の存在さえ否定されたかのように傷つく人がいることは忘れないでほしい。
などと、つい意地になって言い張ることがある。
聞く側にしてみたら、鬱陶しいのかもしれない。
多分鬱陶しいだろうな。
みんな自分の痛みには哀しいほど敏感で、とても傷つきやすいのに、他者の痛みにはなかなか気づけない。
何気ない言葉に添えられた刃に気づかない。
「邪魔者がいなくなった」
チャットで口論になったけど、他の人から止められて、中途半端な気持ちで私が落ちようとした時に相手から発せられた言葉。
そうか、私は邪魔者だったのか。怒りと悔しさでPCを再度つけそうになる自分と葛藤しながら寝た。
「そこにいる人の1/3が味方(合う人、わかってくれる人)、1/3が敵(合わない人、自分を嫌いな人)1/3が中間派(無関心な人、どちらでもない人)なんだから、100%みんなにわかってもらおうとしても無理だよ。1/3でもわかってくれる人がいればラッキーだし、中間派に少しずつわかってもらえればいいんだよ」
とは、ダーリンの言。
みんな仲間でみんながわかってくれるなんて思わない方がいい。
そして、1人に否定されたからといって、全ての人が自分を否定している訳ではない。口論した後にたった1人から発せられた言葉。それはあくまでも1人の声。
自分を見失わないようにしよう。
けれど自分の発する毒には気をつけよう。
私が「わかってほしい」と思っているのと同じくらい、いやそれ以上に「わかってほしい」と苦しんでいる人がいる。ひとそれぞれの立場に、苦しさに、無神経な言葉を吐かずに済むように、本を読もう。勉強しよう。


ちゃむ |MAILHomePage

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