ダメダメちゃむ日記
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2004年03月30日(火) 離任式

生徒とのお別れでは泣かなかった。
これは永遠の別れではないとわかったから。
きっとまた出逢える。
私はその時きっと生徒の名前を忘れているけれど、
私たちには幾つもの出逢いがあり、言葉があることを知っているから。
3年前に卒業した生徒たちが何人も来てくれました。
彼女ら彼らを送り出した先生が学年長をはじめ5人異動したからでしょう。
私にも花をくれました。ピンクの薔薇を1輪くれた7〜8人のグループ。会えなかったけどコサージュを机に置いてくれた2人組。
彼らが3年生の秋に私は突然病休を取った。受験生の教科(しかも受験教科)担任が変わるなんてとんでもない異例のことだ。でも、当時は本当に限界ギリギリまで笑顔で頑張ったんだよ。それを知っていてくれてありがとう。
実はこっそり君たちの卒業式を見に行ったんだよ。
1人ひとりが校長先生から卒業証書を手渡してもらっているステージの真向かいの2階の窓際で、全員の旅立ちを見守らせてもらった。そして、君たち全員の「別れの歌」に泣いたよ。多分それも知っていたよね。
思いっきりの笑顔といつものテンションで、
「あ〜、ごめん。私生徒の名前忘れる達人なんだよ」
「先生、期待してないっちゃ」
ペラペラと喋る私に
「先生変わってな〜い」
と生徒たちは喜んでくれた。こうして元気な私を見に来てくれてありがとう。君たちとの出逢いも私にとって素晴らしい宝物だよ。

夜の送別会で感謝状をいただき、花束とマイクをもらったら、頭が真っ白になった。生徒との離任式で話す内容は何度も頭の中で推敲していたのに、何故か夜のこの会で話すことをすっかり失念していて、何も考えてなかった。
ただ涙があふれた。
「7年前のことを思い出そうと思ったのですが、
どうしても1年前のことしか思い浮かびません。
A先生、校長先生、G教頭先生(当時)を始め、
ここにいらっしゃる全ての先生、
今はここにいらっしゃらない先生方にも
大変なご迷惑とご心配をお掛けしました。
こうして無事に人事異動という形で新聞に載れたのは
みなさんの支えがあったからこそです。
違う形で新聞に載らなくて本当によかったと思います。<スベった(苦笑)
新しい命をもらったと思っています。
本当にありがとうございました。」
1次会ではとにかく「ありがとうございました」と泣いて泣いて泣いて……。
学年部に別れた2次会では「忍風戦隊ハリケンジャー」の替え歌を歌えました。
「ありがとう」で心がいっぱいの幸せこの上ない離任式をありがとうございました。


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