ダメダメちゃむ日記
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2005年04月13日(水) 墨染

前校長先生が昨夜ご逝去された。
きついきつい本校を体を張って守られて、
3月31日に60歳の定年退職されてから、
たった12日目の突然の死を、緊急職員会議で伝えられて、涙が溢れた。
高血圧で入院介護の甲斐もなく心不全で亡くなったと伺った。
去年、私は体を壊して2度も病休を取り、
何度もご心配とご迷惑をお掛けしてしまった。
それでも、私や他の病休者のことを本当に考えて守って下さった。

3月26日に復帰可能の診断書を持参したとき、
本当に喜んで温かく迎えてくださった笑顔が今も忘れられない。
「ちゃむ先生が復帰できて本当によかった」
と満面の笑みを私に下さった。
「(病休を取ったのは)あなたのせいではなく、病気のせいだったんですよ。去年のあのきつい現場は、教育の範疇を越えた特殊な環境だったのだから、あなたが自分で責めていたような指導力不足とかではなかったんだよ。あなたにはあの素晴らしいご主人が一緒にいらっしゃるのだから、焦らずにゆっくり無理せずにいきましょう」
と笑って下さったのに……。
あれから何日?
本当に本当に疲れていたのは校長先生だったのだと改めて痛感する。

春。
桜の花びらが舞っている。
桜よ、心あるならば、せめて今だけ喪の色に咲け。
墨染めの桜のように、せめて今だけ喪の色で散れ。

お通夜に行ってきました。
遺影が本当に肩の力が抜けた柔らか〜い笑顔で、嗚咽がこみ上げました。
校長先生が命懸けで育てた金髪兄ちゃん達も、仕事帰りの作業着で現れ、また涙が溢れた。
そして、とってもご心配とご迷惑とご苦労をお掛けした私は、棺と遺影から目が離せぬままに、泣き続けました。
「私のせいだ。私にも責任の一端がある」
と自責するのはやめます。
校長先生が命懸けで守って下さった自分の教職生命を大切に、
校長先生から学んだお言葉や思いも受け継いでいきます。
何よりも大切なのは命なんですね。
肝心なのは生き続けることなんですよね。

各掲示板、レスができなくてすみません。
疲れ果ててPCも開けない毎日です。
心と体を癒しながら、働き生きていきます。


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