ダメダメちゃむ日記
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2006年02月26日(日) 全力

フィギュアスケートの女子フリー&上位入賞者&イタリアスケーターのエキシビションを見て、
その芸術性と技術の高さに心から感動し、
また、全力を出し切ることの難しさを心底痛恨した。

生徒の試験の採点をしながら、同じことを実感する。
明らかに100点を取る実力のある子どもが、うっかりと
「口語自由詩」を「口語自由詞」と書き間違え、
「比喩」の「喩」の字を書き間違え、
「煙花」を「煙火」と書き間違える。
本人たちはさぞや悔しかろう。

世界トップクラスの、スルツカヤもコーエンも村主も多分同じ、いやそれ以上の悔しさの嵐だと思う。
その中で、唯一のミスがトリプリ・トリプルがトリプル・ダブルのコンビネーションになっただけの
メダルへの無欲さとプレッシャーに対する平常心に徹し切った荒川静香が、
今大会日本初の金メダル、フィギュアでのアジア初の金メダルを得たことから
人間として学ぶことの何と大きいことだろう。
それは男子金メダルのプルシェンコだけが抜群の技術と精神力でノーミスで滑りきったことにも通じる。

人間は常に学び、成長することのできる生き物である。
自分自身との闘いから学び、失敗から学び、
他者から学び、
また本の世界から学び、
マスメディアを通して発信される世界中のそれぞれの道の達人から学び、
自分を活かせる道へと成長を続けることができる。

生きることは本当に素晴らしい。
わたしも、ゆっくりと、まったりと、幸せを噛みしめながら生きていこう。

Sさんへ 中島みゆきの「時代」(うろ覚え)を贈ります
「今はこんなに哀しくて 涙も枯れ果てて
 もう二度と 笑顔にはなれそうにないけど
 こんな時代も あったねと
 いつか笑顔で(<ここは無理ねTT) 話せるわ
 あんな時代も あったねと
 きっと笑って(<ここも無理よねTT) 話せるわ
 だから 今日はくよくよしないで
 今日の風に 吹かれましょう
 回る回るよ 時代は回る
 喜び 哀しみ 繰り返し
 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって巡り合うよ」
今は涙が止まらないことでしょう。
新しい生活への不安もあるでしょう。
でも、私たちは生きていられるからこそ、
無念にも生き永らえられなかった方々への敬意も含めて、
生きていく義務があるのです<入江紀子著「走れハイジ」より
心の中で、あなたのお友達への涙を流しつつ、
Sさんの人生をいつも応援しています。 


ちゃむ |MAILHomePage

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