夢見る汗牛充棟
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『魔術探偵スラクサス』(マーティン・スコット)ハヤカワ スラクサスは置いといて、マクリめっちゃ好き。 主人公のスラクサスは身を持ち崩しきった探偵さん。 退廃した魔法国家で、紛失した貴重なマジックアイテムを探索するうち、 どかどかと事件が積み重なり、挙句に何だっけ何が問題なんだっけ…? にやつくGMを前に頭をかかえるTRPGプレイヤーの気分になっちゃった。 かなりあほです(涙)めまぐるしいの、展開が。 やっぱり、オルクとエルフと人間の混血の逞しい美女、マクリさんは 社会では微妙に白眼視されてました。 強靭な戦士で、片手に斧、片手に剣で、露出度も高い。 誇り高いエルフがオルクの娘又は息子に惚れるってなさそうなので、 たぶんオルク女性がエルフの美青年を「よいではないか」。 その息子または娘が人間と子をもうけたか…。ハーフエルフをオルクが 「よいではないか」したか。興味深いところです。 当のマクリさんがオルクを嫌ってるので愛があれば種族の差なんて、 という雰囲気ではなさそう。
魔法は、予め、力に応じた数の呪文を選択して覚えておいて使う。 使ったらおしまい。D&Dっぽいです〜。
この世界独特の言い回しってものがあって 「悪い呪文みたいに襲う」「オルクの地獄より暑い」 「酔っ払った傭兵みたいに幸せ」等々。 一番のお気に入りは「木の中にいるエルフみたいに幸せ」 最上級にもう、たまんないくらい幸せなんでしょう。
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