夢見る汗牛充棟
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2002年11月10日(日) ヤン・フェーデン

北原文野さん著「Pシリーズ」

ハヤカワ文庫から文庫版で発売してたのでつい懐かしんで
買ってしまいました。ふらふら〜。

ちなみに最初に読んだのは中学か高校の頃。大昔。
新書館だったでしょうか。絵も味があって好みでした。

世界は地球、人々は地上は放射能に汚染されているため、
地下都市に暮してます。Pというのは超能力者を指す言葉。
この世界では超能力者は発見され次第、駆除される危険な存在です。

排斥されるもの、大多数の中で敵視される少数の異能者という
シチュエーションはこの頃から好きだったみたい。


能力を持たない普通の人が、能力を持つ強者に対する恐れ故に
その強者を排斥する。
弱者の貌をした強者と、強者の仮面を付けられた弱者、という
シチュエーションは私の永遠のテーマです(どきっぱり)
んでもって、そこで優しく弱い異能者が虐げられる、と。
長い苦しみの中には、一つ二つの安らかな思い出があって良く。
それ故に、優しく弱い異能者は、彼を虐げる者達を憎むことが
できず苦しむことになるのです。



話が反れました。
ここに出てくるヤン・フェーデンというお医者さんが素敵です。
いや、医者だからじゃないですよう><
とにかく嫁にしたい。あ、いえ、嫁になりたいくらい。
とか言って、こういう「人間愛」に溢れたタイプとおつきあいする女性は
ものすごく苦労すると思われますけれどね。
先ず、物事を肯定する所から始まり、優しく、包容力があり、真っ直ぐで、偏見を持ちません。

でも、そういう性質は美徳かもしれませんが、時と場所を考えないと長生きできません。
この人は、あまりにも真っ直ぐに「体制」というものに逆らった結果、死んじゃうわけです。

ちゃんと家族を守るためには、彼はもっと狡賢に立ち回らなければいけなかったですね。
だからこそ、普遍の美しいものとして、決して消えない灯りのように
スロウの心に存在しえたとは思うのですが…。

でも、女っぽい意見かもしれませんが、生きててくれれば先ずはOKな訳で。
まず側にいてくれなきゃ、と思う訳なのです。


そもそも、「ヤン」といいますと
思い出すのは、ヤン・ウェンリーです。(私の場合)
彼もなかなか難儀なお方でした(いや、まだ生まれてませんけど)
説明に困るほどとほほなお方なのに、好きです!尊敬しちゃってます!
というのがまたとほほです。でも、この人も死んじゃいましたね〜。

伝説にならんでいいから、生きていてくれれば、の人です。






ねこさん×2の洗濯をしました。
んと、静御前にぬるま湯と、猫用シャンプーと、柔軟剤を入れて、手洗いモード。
絡まるので、一度に洗えるのは一匹です。
目の細かい洗濯ネットで頭から下をくるみます。
洗濯量は少量で、蓋は閉めずに優しく洗い上げます。
乾燥は、食器乾燥機に入れて15分。
呼吸困難になりますから、顔だけはだしてあげましょう。
あと、ねこさんを乾かした後は一度食器洗い機を洗ってやらないと
毛だらけです。要注意!

…って書いたら信じる人はいるでしょうか?
風呂場で人とねこさんのタイマンというのが正確なところ。

なんとなく好奇心で借りたファイナルファンタジー
をかけてます。CGの映画ってものに興味があったので。
ながら見してたら、終わってしまいました。

本当は「ヌード オブ ザ リング」とかいうパロディもの
借りてみたいけど、…恥ずかしくて借りられない…。

レザープリンターを買いました。モノクロです。だめもとで
「PC9801のWIN3.1で使えるのありますか?」
と聞いたら、調べてくれました。結果一つのプリンターを指差し
「これは大丈夫。ですが、ドライバがないので自分で作って下さい」と爽やかに仰られました。

ごめんなさい。無理です


恵 |MAIL