夢見る汗牛充棟
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【ゴルの巨鳥戦士】(創元推理文庫)難航。
『肥沃な1エーカーの土地のために鋼鉄の剣で相手を倒すことを望む二人の 兵士は、それぞれの村、またはその境界内に彼の村を含む都市の【礎石】の ために死を賭して戦う』 Aという土地の為に争うBとCは礎石の獲得の為にデスマッチせよ。 …ということ?なんか相戦うのとは違うみたいだけど、それなら 〜それぞれの村、またはその境界内に彼の村を含む都市の【礎石】の ために死を賭して戦う〜 が、謎。 一つの土地の帰属する村は一つなんだから、何故「それぞれの村」と いうんだろう?
【礎石】ちう概念もまだ理解してません。 【土地の権利書】のようなもんだろうか。
お恥ずかしいですが、限りなく条文ちっくな表現にへこたれ気味。 がんばれ、自分。 ここを、堪えれば爆発的に面白くなるのかもしれないと思いつつ。
けど、けど…発作的に文庫一冊をコンビニで購入してしまいました。 こりゃ、りっぱな逃避です。
『ヤクザ大辞典』(双葉文庫)
ひたすら愉快に思うのは、様々な人々のコメントなんだけど。 新聞・雑誌類もそうですが、コメントちゅうのは、誰が発言したかが わからん限り、尤もらしくてもどこか、いかがわしい香りがします。
これは、「落合信彦さんっなんてすごい人なんだ。CIAやモサド や各地あまたの秘密情報部員達と知り合いなんだぁ」と思っていて 笑われた、幼かった時分の自分への自戒でもあります。
ヤクザの解説本のようです。コメントの後には、カッコ付けで発言者に ついてあたりさわりなく、まことに奥ゆかしく書いてあったりします。
曰く 【事情通】 【業界関係者】 【組関係者】 【消息通】 【●●の極道関係者】 【●●組ウォッチャー】 【●●系組長】 【稼業関係者】 【関係者】 【事情通の長老】 【消息筋】 …等々。
曖昧模糊。漠然。よくわからないのも、あったり。 もちろん記述者にはわかるのだろうが、わたしにはわからないわけで。 【大辞典】と銘打つ以上は、【凡例】を付して欲しいところ。
【関係者】
「街角で視線が合って怒鳴られた小林英明(21歳)」は【関係者】 にあたるだろうか? 「組事務所の暖房の修理に行った電気屋の秋山久志(26歳)」は どうだろう?
【消息通・消息筋・事情通】
【消息通】は【特に政界・外交関係の情勢に詳しい人】を指すそうな。 (三省堂国語辞典) 【消息通】=【消息筋】=【事情通】だと思われるが、敢えて 区別して記載している意図はなんだろう?
【●●組ウォッチャー】
訳せば【●●組を見てる人】だから、要は当該事務所の張り込みを継続 してるマル暴の刑事さんのことだろうか? もしかしたら、ストーカーがいるのだろうか?世界は広いからいろんな 嗜好があるのかもしれない。
【業界関係者・稼業関係者・組関係者・●●の組関係者】
これらは限りなく似ているようにと思うけど。
結局、こういう風に言葉を使い分けるのは、具体性を持たせようと 思ってのことなのかなぁ、とは思うけれど、かえって謎が深まって いるだろう、と思った今日でした。
かといって、具体的に表現しようと思ったら、それだけで 一冊本が書けるかもしれないし。
あ、でも【仁義のきりかた】というのは興味深かった。 かつては、悠長でまったりした礼儀作法の世界だったんですね。
そろそろ日付が変わります。そしたら大晦日なんですね。
本日はひたすら拭き掃除な日々でした。大掃除。
数ある連休の中で、正月休みが一番くたびれます。 掃除だぁ、来客接待だぁ、なんだぁ、かんだぁ、でろくすっぽだらだらできないし。
ちゅうか、窓ガラスは拭くものなのに、なんで拭く事を前提にして 家を作ってくれないんだろうか。がっでむ。 窓枠に立って窓拭きをするのは、ひたすら怖くて苦手。 植木鉢たちが、窓ガラス際に居座っているので強制執行で立ち退いて もらいました。幾鉢かは、どうやらサボテンの一種だったらしく、手に ばしばし棘をいただきました。私のぞんざいな扱いにご立腹だったのね。
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