夢見る汗牛充棟
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2006年08月25日(金) |
イニシエーション・ラブ 乾くるみ |
原書房
購入。読了。
読後は、「あー、やっぱり……」でした。
そんなで爽快感は味わえませんでしたが、途中で仕掛けに 気がつかなかったら、ぜんっぜん趣味じゃないわ、一人称の 人物にまるで共感できないわ、爽快感を味わう前に本を投げて いたように思います。
すごいミステリーとどっかのサイトで絶賛していたので、購入。 ミステリだと知っていなければ、仕掛けには気がつかなかった かもしれませんが、ミステリーだと知らずして 「イニシエーション・ラブ」なんつー表題の単行本を購入するか? という自らへの問いかけには、「否」としか答えようがないな。
あくまで個人的な感想としては、かったるくて、どうでもいいや と言いたくなるような、つまらん恋愛小説に擬態した堅苦しいパズル? こっそり凝ってる造りのパズルかなと思いました。 まずパズルだと気がつかなくちゃ遊べないという。
でもパズル系のミズテリーは好みじゃないので1600円も出して 買ったのちょっと早まったなと思ってみたり。
CDとかカセットとか、第二部突入してから気持ち悪さがあって、 プールとか単行本とかでわかった。
パズル系好きな方なら、二周目に突入して細かいところの 検証に走るんでしょうが(タイムテーブルつくったりさ) お話は大雑把につかめて、納得さえできればいいので、 二周目読もうと思えないです。あの一人称はつらい。
まー、彼女の勝ちってことで。したたかで賢いですね。 でも怖いよー。便秘って、便秘って……ううううう。
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