夢見る汗牛充棟
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2006年08月28日(月) ホームズ対フロイト キース・オートリー

光文社文庫 

なんとなくタイトルに惹かれて購入。

読了。

フロイト対ホームズよりホームズVS恋人達の対決が
面白かった。なんとなくほだされちゃうワトソンさん、
好きだなぁ。

サラ・ローゼンタールさん、素敵です。
第二の“あの女”と認定されるんだから手強くて当然。
その人が、愛のために一歩も退かずに闘うんだから
かっこいいのです。

読み手が女なので、女性側に共感してしまうのは
しかたがないな。

ちょっと読むの辛かった。特に第一部の日記パート。
第三部も。しかも全体的に難しい。心理学の本、な感が強いかも。
ミステリというより、主人公の心の軌跡と再生が主軸
なのかなぁ、と。やっぱり愛って傍若無人で愛って無敵だ。

フロイトさんは良く知りませんが、川原泉さんによれば
小田原城で風船を売っていて、ダジャレが好きなおじさん(違)

フロイトさんとは関係なかろうが、夢と言えば剣とか針とか
尖ったイメージは全て男性器で、結局は何をイメージしても
性的願望だの欲求不満だので片付けられるんだなぁ……
と以前夢診断とかいう本を眺めていて思ったことがある。



恵 |MAIL