夢見る汗牛充棟
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2007年06月24日(日) 変な学術研究1 エドゥアール・ロネ

ハヤカワ・ノンフィクション文庫
高野優:監訳  柴田淑子:訳

好奇心で。読了。読みやすい。

極めて真面目にやってるはずの科学者達のおもしろおかしい
へんてこな研究を軽い読み物としてまとめた一冊。

ティータイムの国、英国の研究者が行った

チーズをパンに挟んでサンドウィッチを作る場合チーズの
厚さはどれくらいがもっとも適しているか、とか。

ビスケットをお茶のカップの中に浸した時に生じる、複雑で
繊細な現象について、とか。


ほかに、マーフィーの法則の検証で
本当にバターつきトーストを落とした場合、バターを下にして
落ちるものなのか、とか。

綿菓子をいつまでもふわふわに保っておけるのか、とか。

飛行機が上空を通ると、ペンギンは仰向けに倒れてしまうのか、とか。

心の赴くままにって感じがとても楽しかったです。

◇◇
面白かった言葉。

フランスの言い回しらしいけれど、
「ニワトリに歯が生えたらね」(=金輪際ない)
「聖グラングランの日までにね」
(=聖人カレンダーに聖グラングランの日はない)

ですって。




恵 |MAIL