人間とは、単純なもの。 そして、不可解なもの。
自分の中で、何か数を数える時、カウントを取る時、どうやってる? 普通に「一、二、三……」と数えるだろう。 勿論、本当に数えた数が必要な場合はそうやって数える。 でも、数ではなく、タイミングの方が必要な時、私は違う。
どんな時?
例えば、水をゴクゴク飲む時、飲み込むたびにタイミングを取るように数える。 そんな時、何故だかわからないけれど、こう、数えている……。
「三、六、九、十二……」
三とびで数えている。 勿論「六十六、六十九……」までは数えず、大体が「三十」までで、後はまた「三」から数えなおす。
こう数えるようになったのは、いつからだろう? 「三(サン)」の、「ン」の韻が好きなのかもしれない。
自分でもはっきりわからないのに、何故か変わらない。
人間は、単純で不可解だ……。
|