「隙 間」

2006年05月01日(月) 「RENT」「僕の大事なコレクション」映画レビュー

毎月一日は「映画の日」
ということで、これほどおいしい話は無い。
今まではすっかり縁の無い生活だった。
一日が祝祭日、土日である確率は低かったりする。
だからあまり関係が無いと思ってすっかり忘れていた。

ところで何がおいしいのかって?
首都圏ではその日に限って鑑賞券が「一律千円」で映画が観られる。
通常は一般で千八百円。前売りやチケットショップで買っても千五百円が関の山。

そこで今回映画にどっぷり浸かってきた。
観てきたのは「RENT」
オフブロードウェイで話題になり、まさに伝説的なミュージカルとして公演されてきたもののを映画化。
舞台とフィルムでは全く次元が違う、再現できるわけが無い、との批評は置いておいて……。
とにかく、良かった。
ミュージカル初演時のオリジナルキャストを六人出演。
歌がスゴイ。予告編やCMでおなじみの「seasons of love」でまず「ガツンッ」とアゴに一発貰う。あとはもうなされるがまま。
とにかく心地良い時間がそのまま最後まで続く。
テーマはエイズや同性愛や夢と現実の狭間で友と共に「今日」を生き抜いてゆく若者達の物語。
けっして軽いものではない。
エンドロールが流れ始めた時、
「えっ? もうこの時間がおわってしまうのっ!?」
と、ひたすら悔しかった。
人によっては「で、だから何?」と感じてしまう事も或るやもしれないけれど、できれば、好きな人と一緒に観て欲しい物語。

さて「次はどうしようか?」ということで今日二本目の映画を観に行く。
二本目は「僕の大事なコレクション」
ロードオブザリングのイライジャ・ウッドが主演(ジョナサン役)。ユダヤ系アメリカ人の彼が、亡くなった自分の祖父の思い出の人を探す物語。
自分や自分に関する人の色んなもの、それこそ「おしゃぶり」や「土や石ころ」やそんなものまで? と思うようなものをとにかく「コレクション」として集めてゆく。
「忘れてしまいそうで怖いんだ」
というようなセリフが印象的だった。
通訳とドライバーとして同行する孫とその祖父(ウクライナ人役)とその飼い犬の三人と一匹の珍道中……と思いきや。
その祖父の時代は勿論ジョナサンの亡くなった祖父と同世代で、暗い過去の時代を生きてきた。そしてジョナサンの祖父の記憶を辿っていったその先で、自分達の過去とも向き合う事になる。
静かにゆっくり流れてゆく風景とストーリー。
最後にそっと胸の奥を握り締められる展開。
思わず「はぁ〜……」と息が漏れてしまう作品だった。

映画二本立て、しっかり堪能してきた……。
世間はすっかり「ゴールデン・ウィーク」!
自分はどっぷり「ホリデー・ウィーク」!
しっかし、こう出かける先々にこう人が多いと、辟易してしまう……。
スローライフ、もほどほどにしないとね。


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