「隙 間」

2006年11月20日(月) 「口笛吹いて」

 重松清著「口笛吹いて」
 を読んだ。
 五編からなる短編集の、表題作。
 過去の、思い出の中のヒーローだった人と現在に再会して、思い出の中のイメージを現在のその人に重ね合わせて、半ば無理強いしてしまう……。
 過去と現在は違う、というのに。
 イメージを相手に押し付けてしまうことって、つい、やってしまう。
 それが相手にとって嫌なことであるとわかっているのに、つい。
「キミは真面目だから」
「キミはやさしいから」
「キミは頭がいいから」
 過去のイメージだけではない、よく知りもしないのに、なんとなくの印象でそれを押し付けた人格として、その人と向かい合ってしまう。本人が思っているのと、他人が思っているのとのギャップは、なかなか埋めるのは難しいし、判断しにくい。
 同じように、言葉遣いや表現も、だ。

 ……ほんと、難しいよね(苦笑)


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