重松清著「口笛吹いて」 を読んだ。 五編からなる短編集の、表題作。 過去の、思い出の中のヒーローだった人と現在に再会して、思い出の中のイメージを現在のその人に重ね合わせて、半ば無理強いしてしまう……。 過去と現在は違う、というのに。 イメージを相手に押し付けてしまうことって、つい、やってしまう。 それが相手にとって嫌なことであるとわかっているのに、つい。 「キミは真面目だから」 「キミはやさしいから」 「キミは頭がいいから」 過去のイメージだけではない、よく知りもしないのに、なんとなくの印象でそれを押し付けた人格として、その人と向かい合ってしまう。本人が思っているのと、他人が思っているのとのギャップは、なかなか埋めるのは難しいし、判断しにくい。 同じように、言葉遣いや表現も、だ。
……ほんと、難しいよね(苦笑)
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