「隙 間」

2007年04月08日(日) 「トンマッコルへようこそ」そして「トリップ」

「トンマッコルへようこそ」

 をギンレイにて。
 登場人物のほとんどが、なぜか日本人俳優に見えてきてしょうがなかった(笑)
 キム兄に真田広之に……出演者は皆、韓国の方たちです。

 この作品、くすりと笑わされて、じん、とこさせられる。

 ちょいとまえの「ラップランドの妖精」と舞台設定的には似ているのだけれど、どうしてなかなか、やられてしまった。
 いわゆる朝鮮戦争の最中、人民軍(北朝鮮軍)と連合軍(韓国軍)のそれぞれの兵士が戦争がおこなわれていること自体を全く知らない小さな村に逃げ延びてばったりと顔を合わせ、そして奇妙な共同生活が始まる……。

 まあ、本当に小さなことがらを、さもたいそうに描写してみせてくれて、面白い(笑)

 イノシシに追いかけられて、それまで反発しあっていた人民軍兵士と連合軍兵士が助け合ったり、捕らえたイノシシを村人は食べずに埋葬してしまったのを、人民軍兵士がこっそり掘り起こして焼いて食べようと夜中抜け出してきたら連合軍が先に丸焼きにして食べようとしていて、肉を分け合って交流を深めたりとか。

 なにげに、お勧めします。

 で……。

 角田光代著「トリップ」

 を読んだ。
 このひとも、自分の中ではすっかり唯川恵さんと抱き合わせのような感覚で、脳みそに刷り込まれてしまっている(笑)
 なぜだろう?
 二人ともすばらしい作家さん、のはずなのに、一冊読み終えると「次の作品こそは」という気持ちにさせられてしまう……。
 いっそ、手を伸ばすのをやめてしまえばいいのに……。

 そう、読んでいるときも、読み終わったときも、さらりと流れていってしまう感じ。

 そうそう、ぐいんの新刊がやっと出た。

 よかった……。

 しっかし、隔月刊で出版されるのが当たり前のような感覚の読者ばかりの作品をこのハイペースで書き続けている栗本薫という作家は、まさに、人間じゃあ、ない(笑)
 ギネスが認めないと言おうが、我々読者は、栗本薫の、世界で誰一人築くことが出来ていない、世界記録の更新を、熱い眼差しで応援しております。

 ぐいんが完結するまでに、自分も春を迎えてやる……笑

 だって、第一巻発刊から、いったい何十年経ってるっていうのさ……。
 その間に知り合って結婚して、子どもまで生まれて、社会人になりました、てなひとだtっているのだもの(笑)


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