| 2007年05月25日(金) |
「黄色い目の魚」と跳ぶ |
佐藤多佳子著「黄色い目の魚」
「しゃべれども しゃべれども」に続いて佐藤作品第二作目。 周りがキライばかりで絵が好きなみのりと、同級生で真面目にやることを避けてばかりだった絵を描くことが大好きな木島との青春小説。 絵を描くには、その相手を見なければ描けない。見るだけなら写真のほうがよっぽど上等。 感じたものを自分の言葉、いやタッチや色で掬い取らなければならない。
その過程で彼は彼女への気持ちに気づくわけなんだけど。
……ちっ。 うら……やましいぞ(笑)
最近出会うひとに対して、素直に印象を信じていないかもしれない。
ホントは違うんじゃないの? と。良いとこも、悪いとこも。
良く言えば、 決めつけない。
悪く言えば、 つかもうと、しない。
(笑)
つかもうとしなければ、つかまれようとも、しない……。
飛ばねえブタはただのブタだ……。
いつまでもエプロンでしのごのぬかしてたって、しゃあねえだろう。 つかめねえなら、つかめるまで手ぇ伸ばせ。 それでもだめなら、それまでのこった。 目ん玉開いてよおく見てみやがれ。そこは空か、それとも陸の上か?
まずはひとつ、飛べないまでも跳んでいたい。
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