少しずつ少しずつ歯車が噛み合わなくなっていって、気付いた時には全てが壊れているような気がしています。籠原行きの電車に乗ったつもりが、千葉行きの電車に乗っていた。何でもないような、よくある間違いを犯すのが怖い。ミスの大小は関係なくて、ミスをすることそのものが怖い。僕の身一つでは償えずに、影響が他者へ波及するのが嫌なのです。貴方は僕を『完璧主義者』と言ったけれど、唯の臆病者です。