満月が沈んで行くのに合わせて、彼は死にました。昼過ぎに目が醒めた僕は、母からそれを聞かされました。僕にとっては何の関係もない人。僕には関係ないけれど、僕の母を少し混乱させた人。けれど煩わす存在は消えました。死は全てを解決してくれるはずです。