他人と暮すことがこんなにも心地好いとは知らなかった。僕のことを考える暇がない。僕のことを書く力が消えていく。兎に角時間がないのだ。それはそれはしあわせなこと。嫌なことを全部見なくて済む。君と僕というユニット。何で他人を必要とするかがわかったような気がした。誰かが居れば僕がいなくて済む。それだけの為なんだろう。脳髄が融けていくような気がする。そんなの嫌だ。怖い。変りたくない。