白日の独白
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2005年02月09日(水) 対象のない視線。

彼の視線の先には誰の姿もなく、多分彼しか其処には居ない。。
荒涼とした世界に彼はただ独り佇んでいるにも拘らずその事に違和感はないのだろう。
けれど自分自身をナルシスティックに眺めているのとはまた違う。
彼しか居ないと同時に誰も居ない世界。
その表情を敢て表現するならば『美しい』としか言いようが無い。
だけど不気味で、怖い。
その表情は誰にでも出来るものではなくて、本来違和的なもののはずだから。


某予備校の広告について。
子供達の中でその違和に対する感受性がなく、受け入れられているのだとしたら・・・・
そう危惧されているという話を聞いた。
とても面白い話だし、なるほど。風の音が聞こえる。
けれど僕にとってはあまり違和感がないのでした。
多分問題は子供だけじゃない。


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