他人の中に存在の痕跡が残るのが怖かった。そうなったら好きな時に死ねなくなってしまう。だから逃げていた。憧れているだけなら僕も誰も傷つかない。だけど逃げ切れなくなった。否。逃げようと思えばいつでも出来る。でもそうはしたくない。さぁ、どうする?さぁ、どうする?僕は考えないといけない。