白日の独白
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人にはある時期までに終えるべき課題がありそれをこなすには手順があり段階がある。 酷く具体的な話を聞く事で弥が上に自分もまた境界線上に立っていると想い知る。 そのつもりはなくとも足を止めてしまったが時間は公平且つ残酷に流れ続ける。 そうして気付けば僕は大人になっていた。 引き返そうにも退路は断たれており進路もまた自力では見付けられそうにない。 ならば救いの手を他に見出そうにも躓きが其処にあるのならば致し方がない。 留まる事にしようか。 希望に縋るような真似をしなければ絶望も引き受けずに済むのかもしれない。
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