シビアな十代の影響力は絶大で、僕は逃げられないのです。人生最悪な記憶ってやつの発掘作業が現在行われています。所々から、もう見慣れたガラクタが顔を覗かせます。誰かがガラクタを苦虫を潰したような眼で見てくれればと少しだけ想います。汚染された土を誰かに投付けて、それで殴られるのも楽しいかもしれない。勿論そんなことはしません。僕は掘り出したガラクタを少し眺めて、それでまた穴に戻していきます。全く持って不毛な作業です。けれども今はやらずにはいられないのです。