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2005年01月17日(月) 脳の回線

今朝ニュースを見ていたら、児童誘拐殺人事件の実況検分の模様が放送されていた。
事件当初は震えるような事件だと思ったけれども、小児性愛者の容疑者もなんだか気の毒のように感じる。もちろん、犯罪を犯すことは行けないことだけれど。

石田衣良の『娼年』のなかで、痛みでしか快感を感じない娼夫が自分のことを「脳の回線がこんがらがった」と表現していたけれど、これに考えさせられる。
人と好み、特にこの場合は性癖において、が違うことで異常とされるのは、なんだか気の毒で仕方がない。もちろん今回の事件は、他人に害を及ぼし、罰すべき段階まで、性癖の手がでてしまっている。

それでも、ペドフェリアという精神疾患に陥ってしまった容疑者が気の毒だ。もし彼の脳の回線がこんがらがってなければ、こんな事件は起きなかっただろうと思うと、彼のことを不幸だとしか思えない。

脳の回線が正常だと自分で感じるなら、それだけで幸せなのかもしれない。


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