Wanko Biyori
puramu



 カメラ屋さんに行く

今日は気温が上がらなかったが日が差して気持ちよかった。

先日実家の押し入れを片付けていたら父のカメラが出てきた。
父は写真が趣味だったので一眼レフのカメラを所有していた。
もう一年くらいしまわれたままだったので電池を交換しないと
液もれがしてカメラがだめになる可能性があった。

電池の交換の仕方がわからずカメラを持って以前年賀状の
プリントを頼んだことのある小さなカメラ屋さんに出かけた。
気のよさそうなおじさんに電池を見てくれるようにたのむと
「使い方わからないの?」と不思議そうにしているので
形見の品なので、というと親切に使い方をレクチャーしてくれた。
父のカメラケースをそっくり持って行っていたので中の
レンズやグッズを見て「よっぽど好きな人だったんだね」
とおじさんが言った。その言葉に父を思い出して胸がいっぱいに
なってしまった。

カメラは無事に動き、おじさんに「このカメラはとてもいいカメラ
だから大事にしてね。使い方はいつでも教えてあげるから
またおいで。」といわれ、家に帰る。このカメラで
ももを撮ったら父は「俺の高いカメラで犬なんかとんなよ」と
怒るだろうか?


2002年02月23日(土)
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