くじら浜
夢使い
火を噴く怪獣
2002年10月28日(月)
朝の光を真正面に受けたから、
僕の瞳孔はその光の核にまっすぐに開いた。
第三京浜の延長線上に聳える
巨大なふたつのビルの間から、
眩いばかりに放たれるその光は
あたかも怪獣が火を噴いてるようで、
一瞬目を閉じた僕の意識は
11月の空高く飛んで行った。
10月と11月の境目は
何でもない日常の中にある。
そして、
怪獣が45度に上昇した頃
また僕の日常が始まった。
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