くじら浜
 夢使い







鳥取砂丘   2006年09月21日(木)

二十代の頃、仕事をさぼって鳥取砂丘に行ったことがある。

今でもそうなのだが、何かに行き詰まったりふとした事でふらっと・・
放浪癖と言ったら大袈裟だけど、
ふらりと何処かに行ってしまう事がある。
で、鳥取砂丘。
なぜ鳥取砂丘だったのか
あの時はただむしょうに、日本海に広がる見渡すかぎりの砂の世界が見たかったのだ。
そこに行くと何かが変わる、変われそうな気がする
そう思ったのかもしれない。

行ってきました。

道すがら潮の香りがしてきました。
砂が風に吹かれる音も聞えてきます。

着きました。


な・なんだこれは・・


イメージとはあまりにもかけ離れてました。
砂の上には草が生え
砂は白くなく
海はすぐ目の前にあって

ここは砂漠なんかじゃないぞおー
と叫びたくなって、
はい、そのとき気付きました。
そうなんです
ここは鳥取砂丘なのです。
「砂漠」ではなくあくまでも「砂丘」なのです。

砂漠をイメージしてた自分がバカだったのか・・
それとも鳥取砂丘がクソ砂丘だったのか・
・・鳥取の方すみません


まあ人生なんてそんななもんだとその時は妙に悟った気になって・・次の日なにくわぬ顔で会社に行きました。

変わったといえば確かにに変わったかな、
あのクソ砂丘のおかげで。








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