こんばんは。お元気ですか?桂子です。
昨日頂戴したイラスト「月の記憶」ですが、今日も事あるごとに うっとりと思い起こし、余韻に浸っておりました。 で、どうしてこんなにツボなのだろうと考えるともなく考えて いたのですが、突然はっと思い当たることがありました。
わかった!「立田姫」だ!!
「立田姫」というのは、竹久夢二が描いた1m四方もある 大きな屏風絵なのですが、夢二自身が「自分の一生涯における 総くくりの女だ、ミス・ニッポンだよ」と語った最高傑作で、 私も郷土美術館で実物を見たときには、魂を抜かれたように茫と 見とれた思い出があります。大好きな絵です。
立田姫は豊作を司る秋の女神で、優雅で美しい白い顔、柔らかな 女性らしい身体を持ち、あでやかな朱の振袖を着て 富士を背景に静かに舞っています。 瞳は閉じたままで。 全てを許すような、人の哀しみを引き受けるような表情が 優しくて切なくてちょっとたまらない感じです。
イラスト「月の記憶」の鷹通は、ポーズも衣装も全く違いますが、 どこかこの立田姫に通じる魅力があり、そんなところにも 無意識に惹かれたのだろうなあと今日は考えておりました。
夢二は詩や短歌もまたいいのですよね。 「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ こよひは月も出ぬそうな」(別冊太陽「竹久夢二」より引用) ほか、情景の浮かぶ切ない作品がいっぱい。
装丁家・デザイナーとしてもセンス抜群ですし、 ちょっと稀有な方だなあと思います。
…そういえば、鷹通は女性だったら夢二好みの人かも知れません。 雰囲気とか。
本日の嬉しかったこと。
素敵なサイトさまへのリンクのご許可をいただく。わーい! 近日中に、ご案内させていただきたいと思います。 ほんとに素敵なのですよ〜!一目惚れしてメロメロになりましたの…
本日の嬉しかったこともうひとつ。
ひっそりとお慕いしていた白虎サイトのオーナーさまが、 サイトを見てくださっていたことを知る。 ほんとにほんとに嬉しいです…もったいないお言葉を ありがとうございました(深々)。
ではではこのへんで。おやすみなさいませ〜。
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