自分の作った商品が、店頭に並んでしばらく経ち。 お客様より、アンケート葉書が、 少しずつ届くようになった。
小学六年の女の子から、六十代の男性まで。 どんな動機で買って下さったのか。 使い勝手はどうなのか。 小さな欄にも関わらず、 とてもとても丁寧に、感想を綴って下さっていて、 一枚一枚感動したり、微笑みながら読んでいる。
商品が完成したときも、もちろん嬉しかったけど、 使って下さった方からの、生のお声を聞くことは、 それにも増して、嬉しいと思う。
じいんと胸をあたためながら、ゲラの整理を開始した。 初校、再校、三校、四校、…… それぞれのゲラに思い出がある。 大勢の人の、たくさんの赤字。 赤では足りずに青や緑も。 (自分の赤字は恥ずかしい… 見ていてぱっと避けたくなる… これはどうしたわけだろう…)
汗と涙の校正紙。 時折、にじんだ珈琲の染み。
ここで私が箱に詰めればもう見る人もないだろう。
ありがとう、かわいいゲラたち。 形になって、よかったね。
とりとめもなく、すみません。
ではではおやすみなさいませ〜。
私信:Rさま、今日にはお心遣いをありがとうございました(感涙) 落ち着きましたら、また…。御本、最高に大好きです。 拝読できて、幸せです。
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