白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2005年05月22日(日) みっともなく

 
以前、創作の講座のことを書いたとき。

授業でとりあげるなら、
巧い文豪の作品でなく、
粗の目立つ素人の作品のほうが
よほどよいと。学ぶところが多いと
書いた気がします。

今日、人も同じなのではと思いました。

みっともない失敗をいっぱい重ねてきた、
その恥ずかしさ、それをどうしても繰り返す
辛さを知っている、
そんな人からのほうが学ぶものが多いのでないかと。


そしてそんな人のほうが多分、
辛さをいっぱい知っているほど、
いっぱい失敗してきた人ほど、
その逆の幸せ、
嬉しさの価値、
微笑むことのできる幸せ、
優しさのありがたみ、
それらをいっそうに感じることができ。

同じに。
他人の辛さ、失敗、
喜び、幸せ、
そんなものを受け止めることも
きっとよりできるのではないかと。


だから。
失敗したら、でも今、成功からは
得られないものを得たのだと。
そう考えて生きる、
そんな風になれたらと。


みっともないことを
怖がらない人になれたらと。





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桂子 [HOMEPAGE]