白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2005年08月21日(日) 名残の夏に音楽を

 
日曜日は、ヴァイオリンとピアノのリサイタルを
聴きにゆきました。

お昼のリサイタル、ということで、
残暑とはいえ、まだ尚気温の高い街中を横切り、
ちょっとぼうっとなったところに心地よいホールの
冷気がお出迎え。

楽器は暑さや湿気を嫌うので、ホールは冷えているかもと、
上着を用意したところ、
羽織ってちょうどよくなる涼しい場内でありました。


プログラムは事前に配布がありましたが、
絵や美術品を見るのと同じよう、
タイトルも何も知らずに聴くのも
楽しいかもなあと。

今回は曲名は先に見ないでおき、どんな曲が聴けるかなあと
わくわく待ちました。


美しい奏者が二人現れて。
迎える拍手が鳴り響き。

そしてヴァイオリンの弓が最初に空をなめらかに切ったとき。

温度がさらに下がったかと思うほど、
耳も体も奏者の世界へ引き込まれました。


一瞬に世界が変わった…


彼女の弓はまるで魔法使いのステッキのようでした。


こんなふう、最初のひとことで、世界がそれだけに
なるお話が書けたらどんなに素敵だろう…


弛緩と緊張、冷静と興奮、次々に変わる世界に
浸りきり、
数度のアンコール曲を聴き終えて、
ホールを出たら風は夕方のものに変わっていました。


一曲、特に心地よい肌にあう音楽があったなあと思い。

プログラムを見ると、バッハの「シャコンヌ」とそこに書いてありました。


…おおっ、またバッハ…


追いかけたりはしないのに、
気付けば惹きつけられている、不思議なお方です。
 
 
 
※嬉しいメッセージへのレスのほう、月曜日付けで
あらためてゆっくり綴らせていただきますv
 
 
 


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