普通の日記は久し振り。 お元気ですか?お風邪など、お召しでないですか?
先週末、念願の、 伊東豊雄の建築展を、 初台で見ました。
彼に、興味を持ったのは、 彰国社から以前出た、 「僕たちは何を設計するのか」という、 建築ムックがきっかけで、 その後、TOTO出版から出た、 「にほんの建築家」を読んで、 こんなに面白い人かと、興味が増しました。
(彼は、一般の人には、 まだメジャーでは、ないですが、 表参道TOD'Sビル、 銀座のミキモトビルといえば、 「あぁあれか」と、思われる方もおいでと思います。)
建築展は、場内に、 コンペに出した、模型やら、 原寸模型のモックアップ、 自分の足で、のぼって歩ける、 現場の足場などがあって、 建築屋でない自分にも、 楽しめる企画で。
また、建築作品を、 年代順に、追うことで、 彼という、建築家の、 思想・哲学の変化を、 時代の変遷とからめて、面白く見ました。
建築は、それひとつで、 彫刻であり、絵画であり、 哲学であり、詩であって、 物語でもある。
そんな、ほかには類のない、 総合芸術であるけど、 けれど、多くの建築は、 数十年や、百年足らずで、取り壊されてゆく。
大きくて、はかなくもある、 そんな、現代建築に、 人の、未来のあり方を、 追い続ける、建築家は、 骨太で、繊細な、 ロマンチストであるなあと、とても、惹かれます。
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