白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2007年05月21日(月) ジャン・フランソワとわたくし

 
 
 
「表参道 Echika」にある、
ジャン・フランソワのパンたちに、
目がないわたくしは。


先週末の、土曜日に、
青山へ、行ったとき、
それはもう、うきうきと、
「パンだ、パンだ、パンだ〜」と、
そこへ、ゆきました。



オレンジの、クロワッサン、
マンゴー入りの、タルトさん、
レーズンと、ワイン入り、香ばしいバゲット……



三つ、トレーに載せまして、
レジに、歩いてゆきますと、
レジの、女の子がにこり、私を迎えます。



「いらっしゃいませ。お持ち帰りで、よろしかったですか…?」

「あ…こちらでいただきます」

「こちらすべてですか…?」



驚いた、瞳をし、私を見る彼女。


思わずおのれのトレーを見、
確認するわたし。



(…み、三つだし…
不自然じゃないけど…


…でも、そういえば……


全部、ビッグな大きさで、
トレーの空きの、面積が、
めっちゃ、少ないわ……)



「…い、いえ、この一つ、持ち帰りにします……」






席に、戻ったわたくしは、
待っていた、家族から、
けげんな目で、見られつつ、
テイクアウトの袋から、
パンをまた、取り出して、
トレーに載せました。
(…ここで、食べるため…)




ごめん、お嬢さん……
可憐なお嬢さん……




外からは、見えないが、
胃が、でかいのじゃ……






もらった袋は有効に、活用しております。



















 


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桂子 [HOMEPAGE]